2018年5月26日土曜日

トランプ大統領


   米大統領の偽善

   最近、トランプ大統領が金委員長に手紙を出し、来月12日に開催予定の米朝巨頭会談を取りやめる、としましたが、その手紙の中で

貴委員長は貴国の核能力に言及されますが、わが国の能力はあまりにも巨大で強力なので、これを決して使用しなくて済むことをわたくしは神に祈ります。

という一節があります。
   トランプ大統領が以前に、どこかで、彼の祖国が広島と長崎に原爆を投下することにした決定は過ちであり、それを悔いる、と発言したのならともかく、そうでない限り、これは神の名を濫用した、偽善としか思えません。

   今日のオランダの夕刊に、今日、北朝鮮で文大統領が金委員長と会談し、二人が抱き合っている写真が出ていました。それを見ながら、私は不覚にも落涙しました。

2018年5月18日金曜日

日本の原発政策

            日本の原発政策の立ち遅れ

  昨日ライデン大学で河合弘之弁護士監督の「日本と再生ー光と風のギガワット作戦」の映写会に出かけた。
世界各国での状況を現地の関係者をインタビューしていた。ドイツは言うに及ばず、取り上げられたどの国に比べても日本は甚だしく立ち遅れているのがわかり、情けなかった。合衆国にすら大きく水をあけられている。こういった世界的動きは福島原発より前から始まっていたが、福島が決定的な引き金となったことは疑問の余地がない。その被害国の日本は、いまだに何千人という犠牲者が苦しんでいる時、喉元過ぎれば熱さを忘れよろしく、まるで何事もなかったように、再稼働に向かってまっしぐら。海外に原発技術輸出して金儲けまで堂々とやる厚顔無恥ぶり。「前事不忘 後事之師」はここにも妥当する。

19.5.2018